out-of-reality

ゲームの感想などを書いてます。

雑記(2020/06/01)

揺り籠のカナリアについては、深織ルートからまったり進行中です。

思惑としては、今週末ぐらいで終わってればいいかなあぐらいの感じです。

急いで進行することも出来るのですが、6月購入予定だったソフトが飛んだことと、picesは好きな作品なので雑な進め方はしたくないんですよね。

この作品、のっけからキャラ同士の掛け合いが面白くて、「待ったかいがあった」と思っちゃいますね。

どういった結末になるかは分からないですが、フラットな視点で楽しみたいと思います。

 

こんな感じでゲームばかり話題にしているわけですが、タイミングやネタが上手く出てくればリステについても記事にしたいなとは思っています。

今はコロナの関係であらゆるイベントがすっ飛んじゃってるので、個人的に虚無な期間が続いてますが。

次になにかるとすれば、TVかラジオですかねえ。

そろそろ新曲とか、そういった感じの新情報が欲しいところではあります。

とりあえず、新生オルタンシアを早くみたいかな・・・。

その日の獣には、 /minori 感想

【評価ポイント】

個人的に1番に来るのは、やはりモーションでしょうか。
いわゆる「紙芝居」とは一線を画しており、何気ない会話でも受けるフィードバックは大きいです。
端的に言うと、「思わずドキッとする」シーンが多かったです。
あと、ちょっと意外というか想定外だったのが、個別ルートに入った後のイチャラブですね。
当初思っていた以上にクオリティが高くて、楽しませていただきました。

劇伴(BGM)に関しても、ても良かったと思います。
特に主題歌でもある「Limelight」のアレンジは作品とのマッチング性が非常に高く、まさに「劇伴」でした。
正直、これだけでもお金が取れるレベルにあると感じました。
また、主題歌自体も八ッ橋しなもんさんの声と上手く融合していて、レベルの高かった19年の作品群の中でもトップランクかと思います。


最後は、作品としてのメッセージ性ですね。
祈莉ルートまで全てプレイすることが前提とはなってしまうのですが、作中を通して伝えたかったことと、作品の最後に伝えたかったことには強く共感を覚えました。
また、「台本」に関してのギミックと展開については、素直に賞賛したいと思います。

【マイナスポイント】

最初に来るのは、システム面でのストレスでしょうか。
一応Enterキーで読み飛ばしは出来るのですが、できれば画面内のUIとしてスキップ機能を実装して欲しかったという思いはあります。
特に、シナリオ寄りのゲームをする場合はHシーンを飛ばしたいことが多いので・・・。

中身的な話をすると、全体的なボリュームに関して不満というか「足りてない感」があったかなあと思います。
話の流れ自体は良いと思うのですが、要所要所おいてテキストや演出が尺的・量的な意味で足りておらず、イマイチ説得力に欠けるというか感情が乗り切らないシーンがありました。
(それでも、祈莉ルートに関してはじゅうぶんだと思いますが)

【評価度】

評価度:8

序盤は「結構微妙かも」と思ってましたが、各ヒロインのルートに入ってからは楽しかったです。
祈莉ルートに関しては伏線もほぼ回収し、且つその内容もとても胸に刺さりました。

【おすすめ度】

おすすめ度:7

やっぱり序盤のキツさがネックにはなります。
あと、「演劇」というテーマが刺さる人がそもそもあんまり居ないんじゃないかなあという思いもあり。
売り上げが想定より伸びなかった理由も、恐らくその辺にあるのではと個人的には思っています。

【その他感想】

作品自体の感想としては、評価ポイントとマイナスポイントに挙げている内容が殆どですね。

「最後までやると良い作品だった」

これに尽きるかなと。
トリノラインでも感じたことですがラストのルートは私の感性とピッタリはまることが多く、おそらく他にプレイされた人以上の評価になっている感はあります。
長々と寝かせてしまった作品ですが、最後までプレイして


そして、minoriさんの最終作となってしまった本作です。
心に宿る思いとしては大別すると2つですね。

「惜しいなあ」という思いと、「仕方ない、か」という思い。
今作に関しても最後までプレイして思うのはやっぱり、「良い作品だったな」という思いなんですよ。
道中割とキツイんですが、最後に示してくれる「結末」は(少なくとも私にとっては)凄く共感できるし、純粋な「感動」で涙誘われるものでした。
ですので、minoriさんの作品がもう出なくなってしまうのは、とても残念です。

一方で「仕方ない」という思いも確かにあるのですが、それは何故かというと、今の情勢に適合したゲーム作りが難しくなってるのが作中からでも伝わってきたんですよね(解散にあたってのコメントの中にもありましたが)。
作りたい内容と売れる路線がズレている中で何とかバランスを保ってきたが、売上的にも厳しくなったためにモチベーションが落ちたのかな、と。
落ちたモチベーションの中でゲーム制作が困難なのは、容易に想像できます。
そういう意味で、「仕方ない」ですね。

 

とは言え、フルプライスの商業作品としては、まだシナリオゲーの需要は一定数あると思うんですよね。
19年で高評価だった作品も、その大半がシナリオを評価されてのものだったと思いますし。

そういった意味では、まだゲームを出す余地は残っているのかと思います。
カムバックする可能性はほぼ無いものと思われますが、もし戻ってくるようなことがあれば、是非ともまた購入させていただきたいメーカーです。


ひとまず、最後の挨拶として。

18年間にわたって、お疲れさまでした。
また、素敵な作品の数々をありがとうございました。

雑記(2020/05/29)

不定期でまた更新していこうかなと。

週に2・3回くらいは更新したいですね。

 

今日日付が変わると同時に真っ先にしたことは、『さくらの雲*スカアレットの恋』の予約(のためのチェック)でした。

メロンブックスさんから10%OFFのクーポンが送られてきていたので、忘れないうちに予約しようとそっこーで動いたのですが、日付変更直後がまだ受け付けておらず・・・。

幸い日中のうちに無事予約できましたので、後は時がくれば自然とブツが届きます。

とらのあなさんの特典タペストリーが凄く刺さったので、多分後で買い足すことになるかな。

ちなみに私の場合、普段は体験版とかはせずに突貫するんですが、この作品については体験版をプレイして、できれば感想も書きたいなと思ってます。

少しでも多くの人にこの作品の魅力を知って欲しいので。

 

5月の新作では『pieces/揺り籠のカナリア』を予約していて、自分の想定では今日届くはずだったんですよね。

でも最寄りの営業所で止まっちゃってるみたいで、1日のロスが起きちゃいました。

遅れること自体は大した問題ではないのですが、ネタバレが怖い・・・。

そう思いつつも、皆々様の感想が気になるんですけどねー。

あー、早くプレイしたい。

 

あと、6月が見事にすっからかんになったので、予定の立て直しですね。

まあ積みゲーや、もう一度プレイしたいゲームはたくさんあるので、良い機会ととらえておきましょうか。

直近のプレイ予定

月末までずっと放置するのもアレなので。

 

今現在は「その日の獣には、」をプレイ中なのですが、その後は以下のような感じで進めたいなあと思っています。

 

ロスコンチェルト(余裕があれば)

 ↓

pieces/揺り籠のカナリア

 ↓

鍵を隠したカゴのトリ

 ↓

積みゲーを何か、もしくはアメイジング・グレイスの再プレイ

 

正直なところ、今年はフルプラのソフトがあんまりピリっこないと感じるのが実情ですね(サガプラと紫の新作は、評価待ちです)。

少なくとも、さくレットに関しては期待が出来るのですが、逆に言うとそれくらいかも・・・。

下半期はビッグタイトルやダークホース的な作品が出てくると嬉しいですね。

 

サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う- /枕 感想

【評価ポイント】

この作品の最大の評価ポイントはシナリオ構成にあると思います。
各ルートで必要な情報が過不足なく開示され、終盤に向けて全てが収束していく様は、それ自体が一つのアートであったと思います。

また、節目節目で語られる各キャラの想念はとても美しく、凄烈で、それでいて儚い。
まるで淡雪か、桜の散る様を想起させるものでした。

【マイナスポイント】

某キャラに関しては最後まで「ウザい」以上の感想が持てなかったですねー・・・。
正直、プレイ意欲に大きく影響したのは事実です。
それが作品の中で必要な存在であれば、キャラ性に納得は出来ずともストーリーとして受け入れることは出来るのですが、うーん・・・っといった感じでしょうか。

【評価度】

評価度:10
私の中で、「ハピメア」「さくら、もゆ」と並ぶ最大評価作品となりました。
美少女ゲームとしての到達点の1つ、と考えても良い作品だと思っています。

【おすすめ度】

おすすめ度:9
10をつけるか迷ったのですが、マイナスポイントに書いたキャラの事とTRUEのルートが「まだ終わってない」事がネックになったので、9に留めています。

【その他感想】

2017年にソフトを購入して、ようやく終わりました。

山を越えれば驚くほどスムーズに進んだのですが、そこを超えるまでが中々に厳しかったですね。

最初のルート(多分「真琴」ルートかな)を乗り越えれば、ルート構成などもある程度把握できて進め方の目途が立つと思うので、これからプレイされる方が居れば、まずは1ルート終えるところまでを目指して欲しいですね。

で、この作品は最後までプレイすると、語りたいこと・語るべきことが色々あるように思えるのですが、果たして何から語ったものか。

 

 

1つはまあ、「御桜 稟」という存在に対しての思いでしょうか。
キャラデザや性格等から、作中において一番好きなキャラクターではありました。
それ自体はプレイ初期段階から最後まで変わることが無かったのですが、「思い」の質に関しては変遷がありました。

・最初は、漠然とした「良いキャラだなあ」という思い
・その後、その才能や在り方に対する畏怖
・最後に、ただ「救われてほしい」という思い

私にこう思わせたキャラは、ハピメアの「舞亜」を措いて他には居ないです。
つまるところ、私の中で予想以上に大きな存在に育った、ということでしょうかね。

 

2つめは、「救済」について。
救済というと大仰に聞こえますが、主人公の草薙直哉クンは実は裏で色々と動いていたりします(主に誰かを助けるために)。
それはきっと当人が望んだことであるのは間違いないのですが、視点を別に移すとどうなるのだろうか。
どこぞの征服王の言葉を借りるわけではないですが、彼はただ救うだけでその代価を受け取ることはしなかった。
それがため、あのTRUEのルートに至ったのではないかと思わざるを得ません。
折々で正しく代価を受け取っていれば、痛みを分かち合っていれば、あるいは違った結末もあったのでは、と。

 

3つめは、草薙直哉という男について。
上にも書いたように彼は作中で、もしくはそれより以前から、自らの事を顧みることなく周りの人を救おうと行動しています。
それは自己犠牲ではなく自ら望んだこと、あるいは単に選択の余地自体が無かったことではあります。
それが正解だったのか誤りだったのか、その回答は示されていません。
ただ1つ思うことは、そういった道を辿って彼が辿り着いた「結論」は、きっと正しいものであるということ。
そう信じたいと願う自分が居ました。
作中での彼の行動すべてに共感できるわけでは無かったですが、きっと「この先」においては光をつかんでくれるものと信じています。

 

4つめは、至る結末について。

サクラノ詩を受けてサクラノ刻につながるはずですが、その「刻」についての思いを少し記したいなと。
現時点で公開されている情報等から推察すると、過去から現在にかけての時間的な「縦方向」の因果交流の結末として、クライマックスに至るのではないかと思っています。
(ティザーサイトを見ただけだと美術部員が攻略対象になってそうに見受けられましたが、そうではないっぽいので一安心?しました。

そうなった時に、私として思いが向いてしまうのは、やはり稟についてです。
最終的に(もしかしたらルート途中かもしれませんが)、彼女と対峙して向き合うことになるのではと思っています。
もし、そのような状況になるのであれば、直哉にはどうか彼女の「孤高」を打ち破って欲しいと願っています。
きっとそれが出来るのは、現在において直哉ただ一人だと思うので。


 

さいごに、全体を振り返って改めて。
各ヒロインのルートに関しては、ぶっちゃけた話あまりコメントが無いというか、単純に、とても綺麗にまとまっていたかと思っています(「真琴」ルートはちょっと割をくってるかもですが)。
無論、色々と受け取ったモノや感じたことはあるのですが、TRUEのルートを終えた時で振り返ると、細々と言及するのは無粋に感じています。
その中であえて特筆するとすれば、里奈と優美の関係性でしょうか。
特に里奈の思考についてはやや驚かされ(もっと飄然としたキャラだと思っていたので)、それ故「あのルート」の危うさをも秘めた終わりは、ある意味でとても甘美だったのかもしれません。
(あと単純に、一番エロかったのでは?という疑惑も)

というか、TRUEのルートを辿った時に、この2人は結局どうなってるんでしょうね。

 


芸術を扱う作品として、私の中には「神曲奏界ポリフォニカ」が常にあります。
あちらは音楽がテーマですが、描かれる人間模様などは割と似通るもので、この作品をプレイする中で、「ポリフォニカの世界に当てはめるとどうなるだろうか」という思いが度々浮かび上がりました。
アチラの世界では、天才だの才人だのが色々と、本当に色々と事を起こすので、とてもいい比較材料になったかと思っています。

結局のところ、才能というものにどう向き合うのか。そして、余人に対してどう接するのか。
それがきっと、この手の作品の統一的なテーマなんでしょうね。
そういった意味で言うとTRUEのルートで直哉が辿り着いた答えには共感でき、稟の在り様に関しては、辛い。
そう感じてしまいます。
それを含めて、この作品の美だとは思うのですけどね。

 

美しく、感動的で、そして寂寥感が募る作品。
それが、全てをクリアした後で振り返った時にこの作品に抱いたイメージでした。

はたして、「サクラノ刻」が終わった時にそのイメージがどうなっているのか、楽しみでもあり怖くもありますね。
今はその発売を、ただ待ちたいと思います。


私としては、稟がかつての笑顔と意気を取り戻せることを、祈っています。
だから、仮に直哉が稟と対峙することになった場合、稟がどれだけ圧倒的でも負けないで欲しい。

「人の願いは 神様にだって届くんだから・・・!!」

 

あまいろショコラータ(きゃべつそふと) 感想

【評価ポイント】

この作品の一番の評価点は、なんと言っても可愛いキャラですよね。

キャラデザも勿論素敵なのですが、声とのマッチングが抜群で相乗効果で「ものすごく可愛い」状態に仕上がっていると思います。

ちなみに、個人的に一番刺さったキャラは千絵莉でした。

拗ねた時の声と表情がとても良い。

【評価ポイント】

マイナスポイントとしては、やはりシナリオの薄さは否定できないかなあと思います。

下手にシリアスにするよりはずっと良いのですが、もう少し起伏があっても良かったかなと思います。

【評価度】

評価度:7

他の作品との兼ね合いという面も含めて7にしています。

まあ、8をつけても問題ない作品だったかとも思っています。

【おすすめ度】

おすすめ度:8

「シナリオがそういうもの」と分かっている前提の作品ではあります。
それを抑えているのであれば、買って損はないと思います。
むしろ、キャラの可愛さについては保証しますので、積極的にプレイすることを推奨します。

【その他感想】

この作品を購入した理由としては

イラストレーターの方のファンである
・今回メインを担当された声優の方のファンである
・なんとなく、ゆるーい作品をプレイしたい

等々あるのですが、一番はやっぱり「メーカーへのお布施」の意味合いが強かったです。
前作の「アメイジング・グレイス」が本当に優れた作品で、それに対するリターンの一環と次回作である「さくらの雲*スカアレットの恋」(さくレット)への期待を込めて、ですね。
そういった意味で元々ハードルがそんなに高くない作品ではあったのですが、それでも十分「良作」であったと思います。

まあ「あめぐれ」みたいなシナリオを期待されていた方には肩透かしだったのかと思いますが、そういった作品でないことは事前に相当念入りに告知されていたと思うので、被弾された方はそんなに多くないのではと勝手に思っています。

で、実際の感想を端的に言うと「想定以上にシナリオは薄いが、期待以上にキャラが可愛いですね。
ただ、シナリオが薄いとは言っても「千絵莉とみくり」の対比であったり、今回はサブキャラである苺華やナナのキャラ付け(および顔見せ)は上手いことできており、作品として狙ったものは正しく表現できていると思っています。
だからまあ、後はプレイヤー側がどう感じてどう受け取るのか次第の作品、といったところでしょうか。

個人的には、相対評価をしている以上高い点は付けるのが難しいけど、十分「有り」でした。
ロープラなのでそんなに高くも無いですし、苺華やナナのルート追加(続編)も決まっているっぽいので、プレイして欲しい作品です。

なお、次回作である「さくらの雲*スカアレットの恋」には超期待しております。
既に公開されている情報だけでも傑作の雰囲気が凄く漂っていて、今年発売されるゲームの中では最高峰になる可能性が極めて高いと思っています。
(まあ、サクラノ刻が出るようなことが万一あれば、全てひっくり返りうるんですが)

この記事を読まれている方で「さくレット」が未チェックな方が居られたら、是非是非チェックしてみてください。

神様のような君へ/CUBE 感想

明日へと続く 君との今。

【評価ポイント】

評価ポイントは幾つかあるのですが、箇条書きにすると以下の通りです。

①各々のキャラが個性的且つその個性がシナリオの中で活かされている
②ルート間の絡みが上手くできていて、TRUEとも言えるツクヨミルートで他のキャラが何故そういう行動に出るのかが、スっと頭の中に入ってきた
③すべてのルートにおいて、相棒となるツクヨミが優秀
④サブキャラのルートも割としっかりしていて、特に愛彩梨ルートはメインの3人と比較しても遜色ないレベル
⑤主人公とヒロイン達の掛け合いが面白く、会話のテンポも良いので飽きが来ない

個人的に一番評価しているポイントは③で、この事によって「読み物としてとても楽しい」作品に仕上がっていたと思っています。

【マイナスポイント】

ルート構成などは良かったと思うのですが、キャラの心情描写については、造り込みが若干荒い部分があったように感じました。
あと、展開が少し急というか「結」の部分にもう少し余韻が欲しかったです。
特にツクヨミルートについては、もう少しボリュームを増やしてでも、もっと色んな描写を丁寧できていれば、もっと上の評価になっていたかなあと思いました。
(ルート間のバランスというものがあったのでしょうが)

【評価度】

評価度:8
期待以上の仕上がりであったと思います。
前作の「ゆらうか」と比較しても、全体的なクオリティという面では向上していたと思います。
それだけに、もうちょっと上を目指せたかなという作品でもあったかと。

【おすすめ度】

おすすめ度:8
あくまでキャラゲーとしてですが、やってみて損はないのではと思います。
ただ、ラナルートは割と評価が分かれるというか心情的にちょっとアレなルートもあったりするので、事前に情報の収集はすることをお勧めします(自分は事前情報をキャッチしていたので、ダメージは無かったですが)。

【その他感想】

そもそもは、パケ絵で購入を決めた作品でした(前作のゆらうか同様)。
結論としては、買ってよかった作品なのは間違いないです。
評価ポイントにも記載しましたが、掛け合いがテンポ良く進み内容も楽しいので、飽きることなくストーリーを進められました。

「AIっぷり」は存分に披露しながらも一方でめっちゃフリーダムなツクヨミ

リアクションがやたらと楽しい霧香

凄い曲者な匂いを漂わせておきながら実はとても素直なラナ

と方向性が全然違う3人のヒロインはとても良かったと思います。
あとはまあサブキャラも濃いのが多いので、色々と楽しかったです。

話の展開としては、「AI+近未来」モノであれば割と定番ともいえる内容だったと思いますが、各々のルートが良い感じに絡んでて、そのあたりに創意工夫が感じられましたね。
特に霧香ルートに関しては、ギミックが斬新で話の展開も上手く、これだけでもプレイする価値はあると思います。

ツクヨミルートに関しては、扱う題材や世界観的に予想の範囲を超えるような内容ではなかったですが、それでも十分に楽しめました。
ですので、こういったテーマが好きな人は同じように楽しめるかと。

あと、最後の方までゲームタイトルの意味というか、なんでこういうタイトルになってるんだろうかというのが判然としなかったのですが、ツクヨミルートを終えることで自分なりの答えは出ました。

きっと、最後のあの結末と光景が「神様のような君へ」贈る祝福でありプレゼントなんだろうと解釈してます。

個人的願望を言えば、ツクヨミルートでラナや霧香が抱えてる問題も解決する描写が欲しかったり、玲音の「その後」についても何がしかの描写が欲しかったかなあという思いはあります。
そういった点も上手くできていれば、おすすめ度・評価度ともにもう1つ上だったかなと思いました。